お燗酒の心
皆さん燗酒についてどの様なイメージをお持ちですか?
・安いお酒は燗向き
・吟醸酒は燗に向かない
・鼻をつくむせる様な匂い
・オヤジ臭い
・寒い時に飲むもの etc・・・
実は
きちんと管理保管し熟成した日本酒は温度を上げる事により極上の食中酒へと昇華するのです。
ご存知でしたか?
そもそも蔵元さんは冷酒で飲む酒と燗酒で飲むお酒の設計は区別して醸しておられますが、
酒屋さんや消費者の方に意図が伝わってなかったり、単に無知だったりで折角お燗で美味しく
なる酒を冷蔵庫で冷やして飲んでたり、そのお酒のポテンシャルが発揮されてないケースを
私は度々目にして来ました。
そのお酒の活かし方が、お店の方や飲み手に伝わって無いのは酒屋としてとても残念でなりません。
燗酒と一口に言ってもその温度帯によって、ぬる燗や熱燗など呼び方は様々です。
錫や銅製のチロリ、平盃や盃台、燗銅壺 などなど、お燗酒を愉しむ為の専用の道具があるほどです。
また冷酒と違って熱の入れ方によって味わいは多様です。同じ酒でも急に温度を上げた酒とゆっくり
温度を上げた酒では味わいが変わりますし割り水したり空気を含ませたりテクニックも色々あるんです。
更に温度変化や湿度、お客様に合わせた微妙な調整など、、、
それはそれは 燗酒の心 がある方にしか知り得ない世界観と奥ゆかしい本質が御座います。
燗酒は知れば知るほど奥が深いんですよ!
いかがですか?
これからは1本のお酒と向き合ってお燗酒の世界を覗いてみたくなりませんか?
興味がある方は気軽に川島までお声掛け下さいませ。